2011年5月26日、27日の2日間、宮城県の名取市と仙台市へ東日本大震災ボランティアに行ってきました。
1日目は名取市のボランティアセンターに行きました。
マッチングといって被災地の住民の方からの依頼にそって、その日に訪れたボランティアのみんなが振り分けられていきます。
私たちは3人で行っていたのですが、たまたま男性3人を必要としている個人宅があり、そこに行く事に決まりました。
依頼の内容は自宅の1階すべてが浸水した為断熱材がダメになってしまい腐ってしまうので壁を潰して断熱材を取るという依頼でした。
センターで作業に必要な道具と車と地図をもらい現地へと向かいました。
そして、海沿いに近ずけば近ずくほど、テレビで見るのとは比べものにならないくらいの恐ろしい被害でした。
現地に到着し、依頼者の方に挨拶をして作業に取り掛かりました。
なれない作業なので時間はかかりましたが、なんとか一通りの作業を済ます事ができました。
その日のお昼休憩の時に、自宅の持ち主の方に色々とお話しを聞かせて頂きました。
今にもその光景が目の前にあらわれてくるくらい貴重なお話しです。
私たちは、そのお話しをしっかりと胸にしまいボランティアセンターへと戻りました。
その日のうちに仙台市へと向かい2日目にそなえました。
朝から仙台市にある北ボランティアセンターへと向かいマッチングをしました。
2日目の依頼は高齢者の方一人暮らしのご自宅で、地震によって家の壁が倒壊してしまったのでその壁を撤去してほしいとの事でした。
私たち3人と滋賀県から来ていた方の4人で現地まで約5キロの道のりを自転車で向いました。
現地に着き挨拶をすませ作業に取り掛かりました。壊れた壁の残害は、麻袋30袋くらいもあったのです。
確かにこれだけの量をこの方一人では到底無理だろうと感じました。
でもそんな方がまだまだたくさん手助けを待っているのです。
一回行って終わりじゃなくて継続する事が本当に大事だなと痛感させられました。
そして2日間のボランティアが終わりました。
今もたくさんの方が避難生活をしており、復興にむけて前に進んでいます。
私たちにできる事は何なのか。
強く強く考えさせられた2日間でした。
人はいざ自分の身に災いが起こらないと、その人達の気持ちがわからないと思います。
だからこそ現地に行き、その人達の目線になって、立場になって考える事ができて本当によかったと思っています。
そして、今回未会の代表で行かせて頂き、それを支援してくれた未会の仲間や色んな方々に感謝しています。
吉田錦司