今朝、アマゾンで注文していた本が届きました。
本のタイトルは「マーケット感覚を身につけよう」です。私の知人から「本の中に書かれている事の一部がシープハウスプロジェクトに活用できるかもしれないから読んで見て!」とメールがあり、内容に興味を持ったので購入してみたのでした。
そこには教育の貧困を断ち切るためのヒントとなる、方法論や思考方法が書かれていました。
組織や人を動かす時に
1)規制や罰則によって動かそうとする人
2)インセンティブ・システムで動かそうとする人
この2通りの選択が主な方法であり、後者のインセンティブの方が良い結果を生むとこの筆者は言っています。
赤点を取ると、正座させたりするのは、前者の罰則というやり方です。インセンティブとはご褒美に近いイメージがあります。
日本の高校は義務教育ではないので、公立でも基本的には授業料が有料でかかります。授業料無料の公立小学校や公立中学でも、多額の備品などの関連経費が必要になります。
シープハウスの目標は、全ての子どもが同じスタートラインに立てるようにサポートすることにあります。
サポートは当然大事ですが、ただ無料でやみくもにサポートをしても、その子の自立を促すことには必ずしもつながりません。
学校での英語の成績が良くなった場合、シープハウスの支援でTOEICを無料で受ける事ができる。漢字の点数が良くなれば、漢字検定試験を無料で受ける事ができる。などの明確なゴール、明確なメリットを与える事ができれば、子ども達のやる気を促進し、将来的な貧困の連鎖を断ち切ることが可能かもしれません。継続することで様々なインセンティブが発生すれば、子ども達はどんどんやる気を見せてくれるはずです。もちろんこれらの条件は理想であり、未会で簡単に実施できるような物では当然ありません。
ただ、このような考え方は、これから私たちがやろうとしている学習支援活動にリンクしていくものだと思っています。詳しい内容は書くととても長くなるので抜粋させてもらいますが、色々な方々の知識やアイディアや方法、手段をヒントに、私たち未会らしいやり方で進んで行こうと思っています。
知人のU君、情報ありがとう!